食品ロス対策と生活困窮者支援につなげようと中栄信用金庫(北村圭一理事長)が、8月末まで全支店の窓口で「フードドライブ」活動を展開している。
中栄信用金庫は、地域の子どもたちを取り巻く課題解決に向けた取り組みを行う「子どもの未来応援プロジェクト」を今年7月から始動させており、今回の「フードドライブ」活動はその一環。
各支店の窓口には、フードドライブ活動の実施を知った地域住民や企業から続々と食品が寄贈されている=写真。食品の提供に訪れた地域住民からは「フードドライブという活動を初めて知る機会となった」「家庭や企業で余った食品を地域貢献として活用していただけるのはありがたい」「地域貢献活動に参加できてよかった」などの声が寄せられた。なかには、遠方からバスで訪れ、リュックいっぱいの食品を持参する人もいたという。
同金庫では「多くの方に共感・ご協力をいただいております。地域の方々の温かい気持ちに触れることができ、職員一同、感動しております。引き続き、ご家庭で眠っている余剰食品や企業の防災備蓄品入れ替え時に発生する備蓄食品類の寄付協力をお願いします」と話している。神奈川県のSDGsパートナーにも登録された同金庫のこの取り組みは、コロナ禍における子どもの貧困などの社会的な課題解決につながる「SDGsアクション」として、県のホームページなどでも紹介されている。
受け付け可能な食品
受け付け可能な食品は、【1】常温で保存できる 【2】開封されていない 【3】賞味期限が明記され残り2カ月以上あるもの。アルコールや生鮮食品、冷凍・冷蔵食品、賞味期限記載のないもの、外装が破れているものは不可。お米や麺類(カップめんなど)、惣菜の缶詰、ベビーフード、飲料、調味料などが喜ばれるという。受付は8月31日(火)まで。寄付できる人は最寄りの店舗まで持ち込みを。
寄贈された食品は、同金庫から(公社)フードバンクかながわを通して食料を必要とする人や子ども食堂、母子支援施設などに届けられる。この事業に対する問い合わせは、中栄信用金庫 業務部 【電話】0463・81・1852へ。
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