峠、栃窪地区で山から人里に下りてきたイノシシやシカなどによる獣害を防ごうと、両地区の農業者で発足した「峠・栃窪地区獣害対策協力推進会(石原榮一会長)」が、地域一丸となって対策に取り組んでいる。
同会によると、両地区では、2014年頃から農地や農作物への被害が増加するようになったという。石原会長の畑でもイノシシやシカに荒らされ、農作物が駄目になってしまったことがあった。近隣でも被害が相次ぎ、深刻な問題となっていた。
そこではだの都市農業支援センターに相談。わな猟免許取得者や自治会などの協力を得て組織設立のために準備を進め、今年5月に会を発足した。メンバーは11人で、3人が県わな猟免許を取得。わなの設置や定期的な見回りなど、各地区で連携を取りながら役割分担をして活動している。
5月末に12カ所わなを設置したところ、約1カ月で3頭を捕獲。さらに9月下旬までに4頭が捕獲された。秋から冬にかけて、獣害が増える時季になる。石原会長は「獣害だけでなく、シカがヤマビルを農地に運んでくることが考えられる。合わせて防げるように対策していきたい」と話した。
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