30周年記念作品展を行うキルトサークル「フラッグキルト」の代表を務める 佐藤 久美子さん 堀川在住 66歳
目標に向かいコツコツと
○…秦野や東京、横浜、平塚に教室を持つキルトサークル「フラッグキルト」。1月14日から16日にクアーズテック秦野カルチャーホールで、新型コロナの影響で延期となっていた30周年記念の作品展を実施する。「生徒さんたちもだんだんコンテストで入選できるようになってきました。皆で切磋琢磨して作った新作が並びます」と来場を呼び掛ける。
○…千葉県松戸市出身、結婚を機に秦野へ越してきた。母が着物を縫ったりと裁縫が得意だったことから、自然と子どもの頃から手芸の世界へ。「初めてキルトを知ったのは、赤毛のアンや大草原の小さな家などの児童文学からだったと思います」。それからほどなくして街中で小さな布を何枚もはぎ合わせたバッグを下げている人を見て、あまりのかわいらしさに衝撃を受けた。1986年にキルトを習い始め、89年には秦野でフラッグキルトを発足。「当時は長女がまだ4歳で、サークル活動といっても会場は児童館。子どもは自分たちの周りで遊ばせ交代でお母さんたちが子守をする。今では考えられないドタバタサークルでした」と笑う。子どもたちにも縫物の楽しさを伝えられたらと夏休み期間に小学生向けの教室も開催している。
○…バーモント州第23回キルトフェスティバルで3位入賞や、国立新美術館で開催された「21世紀アートボーダレス展KAGARIBI」のキルトコンテンポラリー部門でも最優秀賞を受賞するなど、多数の入賞歴を持つ。キルトと同時期には茶道を、50歳の頃からは登山にも挑戦し「目標を立ててそこに向かっていくことが好き」とほほ笑む。「もっと素晴らし作品を作って、コンテストでもどんどんチャレンジしていきたい」と目を輝かせた。
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