約35年ぶりに誕生した神奈川県オリジナルのイチゴ品種「かなこまち」。市内では5軒が取り扱っており、取材に訪れた村上いちご園(戸川)ではイチゴ狩りでその味を楽しむことができる。
「かなこまち」は神奈川県農業技術センターが昨年12月24日に発表。県独自のイチゴ品種としては1986年に品種登録された「紅寿」以来となる。同センターによると、静岡県育成品種の「紅ほっぺ」と群馬県育成品種の「やよいひめ」を交配させたもので、糖度が高く、酸味とのバランスが良い大粒の品種だという。品種名の「かなこまち」は「神奈川」と世界三大美女として知られる「小野小町」から「神奈川生まれの美しくておいしいイチゴ」という思いが込められ、名付けられた。
2020年に試験栽培が開始され、翌年には「神奈川県いちご組合連合会」のうち希望した一部が栽培。面積あたりの収穫量が多く、都市部での栽培も期待できるといい、本格的な生産販売は2023年を目指すとしている。市内での栽培農家は村上いちご園を含む5軒で、栽培面積は約340平方メートル。今年度は試作段階のため出荷量は多くはないが、5月のゴールデンウィーク前後まで販売するという。
村上いちご園では昨年10月から栽培を開始。現在はかなこまちのみでの販売はしておらず、イチゴ狩り専用で食べることができるという。「完熟するととても甘く、色も濃く風味も良い」と同園の村上洋さん。「スーパーマーケット等ではまだ出ない品種なので、当園でぜひご賞味いただければ」と話している。
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