新東名高速道路・伊勢原大山インターチェンジ-新秦野インターチェンジの開通式で配布された、秦野市の鳥「ウグイス」をあしらったエコバッグ。これをデザインした県立秦野総合高校(奥津賢一校長=写真左)の近(こん)颯夏(さやか)さん(2年)に、NEXCO中日本(株)秦野工事事務所の伊原泰之所長から4月28日に感謝状が贈呈された。
エコバッグは秦野市のPRの一助にと同社が作成し、4月16日の開通式で記念品として来賓に配布したもの。ウグイスをベースに秦野の自然をイメージしたグリーンの花や、秦野の名水をイメージした水をデザインし、「HADANO」の文字があしらわれている。
「よくあるロゴなどが大きく入った使いにくいものではなく、若い感性で普段使いできるようなデザインにして欲しかった」と伊原所長は話す。事務所が学校に近くよく同じバスで生徒たちと通勤していたため秦野総合高校に親近感を持っていたこともあり、会議で一緒になった奥津校長に相談したところ快諾をもらったという。
これを受け同校では全体的なアイデアを全校生徒から募り、「秦野といえば」というアンケートでイメージを集約。美術が得意な生徒に向けて公募をかけ、寄せられた作品の中から近さんのものが選ばれた。
昔から絵を描くことが好きで、中学時代美術部に所属していたこともある近さんがデザインするきっかけになったのが、昨年まで在任していた美術教師の勧め。最近は趣味で落書き程度のイラストを描くだけだったが、「久しぶりにやってみたい」と思い挑戦した。制作期間は約2カ月ほどで構想には時間をかけ、美術教師に何度も相談しながら詰めていった。
今回特に描きたかったのが、ウグイスと市の木であるサザンカの花。そこに市の花アジサイや秦野を想起させるサクラも加え、鳥のシルエットの中に濃淡をつけたグリーンでバランスよく配置している。花の大きさ、角度、配置や色味は苦労したそうで、納得いくまで何度も描き直している。
「採用されたと聞いた時、他にもっといいデザインがあるのではと思ったし驚きました。でも嬉しいです」と喜びを語る近さん。伊原所長も「大勢の人に配ったので、これが秦野のPRに繋がってくれたら」と話した。
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