神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2022年5月20日 エリアトップへ

大根地区 みんなのベンチ設置 坂道途中の休憩所に

コミュニティ社会

公開:2022年5月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
秦野産材を使ったベンチを組み立てていく(写真提供/秦野市社協)
秦野産材を使ったベンチを組み立てていく(写真提供/秦野市社協)

 「みんなのベンチプロジェクト」メンバー28人が5月2日、大根地区の高齢者などの休憩所とするためベンチを製作。坂道の途中(秦野市南矢名760の1)に設置した。

 大根地区は坂道が多く、公共施設やスーパー等に歩いていく際に「途中で休めるベンチなどが欲しい」という高齢者等からの声が、民生委員児童委員などを通して上がっていたという。一度は地元の人々を中心に設置に向けて取り組んだが、設置場所などで折り合いがつかず断念。しかしその後、秦野市社会福祉協議会が東京都大田区社協が取り組んだ「みんなのイスプロジェクト」を参考に呼びかけを行い、2021年に「みんなのベンチプロジェクト」が立ち上がった。

 プロジェクトに参加したのは市社協のほか大根地区社協、民生委員児童委員、大根地域高齢者支援センター職員、地元自治会、東海大学生など。大田区社協のベンチ製作に関わった山本厚生さん(秦野市在住)も加わり、当初は10人ほどだったが、会合を重ねるごとに仲間が増えていった。

使いやすさ検討し製作

 設置場所は、小田急線東海大学前5号踏切から県道613号(曽屋鶴巻線)までの坂道のおよその中間地点。普段からこの周辺で休んでいる人が多い場所であることや、ベンチを置く空間があることなどから決め、メンバーの知り合いと秦野市が地権者であることから、両者の協力を得て実現したという。

 ベンチは「カラフルにする」「絵を描く」などの意見も出たが、最終的には秦野産ヒノキを使った木の質感を残したものに。多くの人が使えるよう3人掛けにしたほか、高さや背もたれの長さなど、5回にわたる会合で詳細を決めていった。

 5月2日は28人が集まり、設置場所近くのメンバーの自宅でベンチを製作した。運び込まれた木材を組み立て、地面には水たまりやぬかるみができないようレンガを敷いて、ベンチを安定させた。メンバーの一人は「地域の人との良い交流にもなったし、楽しかった。散歩する人も多い道なので、設置以来すでに多くの人が喜んで使っている様子を見かけます」と話す。

 市社協の末吉陽菜さんは「ベンチを置くことで住みやすいまちになる。今後も要望があれば、他の地域でもプロジェクトを発足させていきたい」と話している。



設置されたベンチ
設置されたベンチ
プロジェクトのメンバーら(写真提供/秦野市社協)
プロジェクトのメンバーら(写真提供/秦野市社協)

㈱稲元興業

土木一式請負工事・建材販売・残土受入れ なら 株式会社 稲元興業へ

http://inamotokougyou.com

<PR>

秦野版のトップニュース最新6

70周年記念賞2作決まる

秦野丹沢野外彫刻展

70周年記念賞2作決まる

戸川公園等に設置予定

4月11日

合同入社式を初開催

秦野市

合同入社式を初開催

仲間づくりを支援

4月11日

秦野から4人派遣

青年海外協力隊海外協力隊

秦野から4人派遣

さまざまな職種 4カ国に

4月4日

人気投票で「推し水」募る

秦野市

人気投票で「推し水」募る

名水の里の魅力発信

4月4日

湘南ドリームが県優勝

小学生バレーボール

湘南ドリームが県優勝

「全国大会へ一歩前進」

3月28日

絵画コンクールでW入賞

北小4年安藤さん

絵画コンクールでW入賞

国際児童画展では特別賞

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

    0

  • 1月1日0:00更新

    0

  • 8月30日0:00更新

    0

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月11日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook