秦野あづまラオインズクラブ(清水義雄会長)は5月28日、タウンニュースホールで設立40周年を記念した講演会を開催した。
この講演会では医療法人社団三喜会理事長で、鶴巻温泉病院院長の鈴木龍太さんが講師を務めた。今回のテーマは「高齢者に寄り添った、慢性期多機能病院をめざして」。高齢社会の中で誰もが関わるテーマとあって、会場にはおよそ100人が詰めかけ、鈴木院長の話に耳を傾けた。
鈴木院長は日本は世界でもっとも高齢化が進んだ国で、厚労省は可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築を推進していると指摘。専門家の立場から「在宅の高齢者や介護施設へ移った方たちを、地域のみんなが支えることが大切。入院することがあっても、在宅が中心で、看取りも在宅などでお願いしましょう」と話す。
また鈴木院長は、超高齢社会では慢性期医療が大切と訴え、同病院では「患者さんのQOLを考える全人的なケアを目的とした医療を提供し、在宅復帰の支援に取り組んでいる」と話した。
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