秦野市立本町公民館(入船町12の2)1階ロビーで9月25日(日)まで、「秦野たばこ資料展」が行われている。
この資料展は毎年、秦野市の一大イベント「秦野たばこ祭」にあわせて行われているもの。
秦野は江戸時代初期のころから始まった葉たばこ耕作と共に発展してきた。江戸後期には秦野葉の名前で広く知られ、後に水府葉、国分葉とともに「三大銘葉」の一つに挙げられるまでになっている。幕末から明治にかけて喫煙習慣の拡大や技術改良によってたばこ耕作は大きく発展し、大正・昭和期に全盛期を迎えたが、時代と共に減少し、1984年には最後の農家が栽培を断念し、たばこ耕作の歴史に終止符が打たれた。
秦野たばこ祭は、もともと耕作者を慰労する祭りとして始まったもので、現在も秦野の発展の礎を築いた歴史を受け継ぐため、名称を変えずに実施されている。資料展では、たばこ耕作や秦野専売支局、国登録有形文化財の「緑水庵」など、たばこ産業に関する写真や資料がパネルを中心に約70点展示されている。
入場無料。開館時間は午前8時半〜午後10時まで。問い合わせは同館【電話】0463・84・5100へ。
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