フードバンクはだのを運営する「南相馬子ども保養プロジェクト(PJ)」が10月9日・10日に初の現地開催を行った。参加者15人(南相馬7人・南三陸8人)と、スタッフ8人の23人が交流を深めた。
東日本大震災で被災した福島県南相馬市の子どもたちを秦野に招き楽しんでもらおうと2015年から行われている同PJ。今回はクラウドファンディングを用い活動資金を募った。「クラウドファンディングを使ったのはPJを広めるのが目的だった」と話すのは、立ち上げから携わる福嶋秀樹さん。元々の支援者含め神奈川や京都、兵庫、大阪、福島など14都道府県70人以上から寄付が集まり、2割が新規の寄付者だった。
立ち上げ当初から考えていた現地開催に踏み切ったのは、コロナ禍で打撃を受けた現地の観光業支援や、震災から10年以上が経過し現地を見たことがないスタッフが増えたこと、今年3月の福島沖地震で被災した子どもたちの心のケアなど複合的な理由から。新型コロナが収束していない状況を鑑み、これまでPJに参加したことがある子どもに限定し実施した。
当日は交流を軸に、現地で調達した材料を使った海鮮バーベキューや、海釣り、南三陸の商店街見学など子どもたちは観光を楽しんだ。一方でスタッフには、子どもと別行動で被災地を見学し当時の様子を学ぶ時間も設けられた。
|
|
|
<PR>
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>