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公益財団法人日本鳥類保護連盟神奈川県支部と、はだの野鳥の会、NPO法人水辺基盤協会の三者が協力し、11月12日に震生湖でテグス(釣り糸)拾いを行った。
釣り人が多く訪れ、土に埋まったものや湖上の木にかかったものなど、大量のテグスが放置されている震生湖。生態系への影響等を懸念し、日本鳥類保護連盟神奈川県支部が昨年初めてテグス拾いを行っている。
当日は震生湖の駐車場に集合し、バードウオッチングをしながら湖畔に移動。水辺にいたカワセミに和みながら、二手に分かれ放置されたテグスや疑似餌などを回収して回った。昨年同様、湖畔の土からは熊手等でかくたびに埋まったテグスが際限なく掘り出されていた。
また、今年は釣り人が立ち上げたことから始まった水辺基盤協会の協力でボートを投入。昨年はできなかった湖上の木にかかっているテグスの回収も行った。
最終的には413gのテグスに加え750gの疑似餌も見つかり、総重量は1kgを超えるほどに。鳥類保護連盟神奈川県支部の会員によるとテグスは1gで16mほどあるため、換算すると長さ約6600m分になるという。
震生湖にはまだまだ多くのテグスが眠っている。マイクロプラスチック同様自然に戻ることのないテグスは野鳥に被害を与えるため、今後も震生湖での活動は続けていく方針だという。
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