戸川在住の矢田万里子さん(73)がペンシルバニア州で体験したアーミッシュとの生活を記した『Amish麦わら帽子とハートのキャップ〜四季折々のアーミッシュの暮らしを体験して〜』を1月26日に出版した。
アーミッシュとは、17〜18世紀にヨーロッパからアメリカに移住してきたキリスト教の一派で、電気やテクノロジーなどを利用しない自給自足の生活を送る。
矢田さんは渡米中、知人の紹介で48歳のときアーミッシュと出会い、その生活に衝撃を受け自ら「アーミッシュになりたい」との思いでアメリカ永住権も取得したが、アーミッシュの言語ペンシルバニアダッチを完全に理解する必要があり難しいと知った。「それなら彼らのことを学び、日本でその魅力を伝えよう」と決意し最も戒律の厳しいオールドオーダーアーミッシュの家庭で、2018年から2020年の2年間余り生活を共にし、その記録をまとめた。同体験記は最初、自費出版で知人らに配布していたが「より多くの人にアーミッシュのことを知ってもらいたい」と思い、一般発売に踏み切った。
アーミッシュは規則により馬車で移動する。体験記では現地の人が、交通量の多い道路を走って緊張した馬をリラックスさせるために馬の好物である薬草の葉っぱを与え、馬と意思疎通を図るなどの日常が詳細に記録されている。巻末にはランカスター在住のアメリカ人に聞いたアーミッシュの意識調査も掲載。
サイズはA5判251ページ、風詠社。価格は1,650円(税込)。一般の書店やAmazonなどインターネットで購入できる。
「アーミッシュに興味のある方にはぜひ読んでいただきたい」と矢田さんは話す。
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