元・中学校教諭の武勝美さん(86)=秦野市寺山=が38年前から月に1回発行している教育個人紙「ECHO(エコー)」が2月20日号の発行で400号を迎えた。発行は、学校について親子や教師がそれぞれの声を響かせ合うことを趣旨に始まり、現在は教育についての武さん自身の考えや、秦野の民俗の紹介、読者からの手紙などが掲載の中心となっている。「退職して現場を離れてからは、教育というより生涯学習のような内容がほとんど。自分史に近くなっていたかもしれない」と武さんは振り返る。
発行部数は約250部。武さんは長年学校新聞やPTA新聞などの指導を行ってきたこともあり、読者は教え子や教職員、PTA新聞に関わってきた保護者などが中心だ。
これまで、国内では24都道県、海外ではイギリス、ドイツ、カナダ、サウジアラビア、インドネシア、中国などの読者に紙面を郵送したことがあり、発行当初から手紙で感想を送る熱心な読者もいるという。
発送は東郵便局で
武さんがエコーを読者に郵送する際には、寺山の東郵便局を利用している。職員も毎月のエコーを楽しみにしているそうで、今回400号の発行を祝して東郵便局長の関野宏一さん(57)からはポスト型の金の貯金箱が贈られた。関野さんは「いつも笑顔で元気な先生のお顔を拝見することで、我々もたくさんの元気とやる気をいただいております」と話した。
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