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秦野赤十字病院皮膚科 専門医2人で皮膚トラブルに対応 「患者に寄り添い共に乗り越える」
かゆみや痛みなど不快な症状や、ニキビや顔の発疹などから抱くコンプレックスなど、皮膚の病気はQOLの低下に大きな影響を与える要素になってしまう。
秦野赤十字病院の皮膚科には常勤医が2名在籍し、日常の肌の様々な病気やトラブルに対応する。日本皮膚科学会皮膚科専門医の田宮紫穂第一皮膚科部長と海野俊徳第二皮膚科部長は、患者の皮膚の様々な症状に的確に対応する。
アレルギー症状であれば採血検査やパッチテストなどを行って、原因を追求し、その結果に基づいて症状を改善するための治療を開始する。体質を改善するために漢方などを併用することもあるという。アレルギーを改善していくためには時間もかかり、時には患者の生活習慣を変えていく必要さえ生じる。「私たち皮膚科は患者に寄り添って、共に乗り越えていきます」と、田宮部長は優しげな表情で話す。
患者とのコミュニケーションを大切に
皮膚の治療の場合は、患者が自分自身で薬を塗ることが多い。もちろん塗り方など医師が丁寧に説明するが、日常薬を塗るのは患者自身であり、手間もかかる。「患者に必要性を理解してもらうため、しっかりとコミュニケーションを取ることを大切にしています」と田宮部長は力説する。「しっかりと治療を続ければ、アレルギーを感じないような生活に戻ることもできます。症状が改善されたことに伴い毎日のつらさから解放されれば、QOLを上げることに繋がります」と話す。
気になる皮膚の状態は早めに受診を
アレルギーだけでなく皮膚のトラブルの原因は人により様々。その治療法も異なってくる。まずは患者の話をよく聞いてときには食事のアドバイスなども行うという。
皮膚の病気の中には、がんなどの重篤な病気が潜んでいる場合もある。「手や足の裏のほくろが大きくなったなど、皮膚に関して気になることがあれば、早めに病院を受診して欲しい」と田宮部長は訴える。
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