秦野市消防本部の消防長室で6月13日、第48回神奈川県消防救助技術指導会で入賞した3人の消防職員の伝達式が行われた。
柏崎尚也さんと飯田拓和(ひろかず)さんチームは溺者搬送で3位の成績を収めた。同種目は20m先の溺者の様子を注視しながら泳いで近づき、救助してプールサイドに戻ってくるもの。上位3チームまでが関東指導会に出場することができ、秦野市からの関東出場は初。昨年も2人で同種目に出場したが、僅差で関東への出場を逃したという。今回、入賞を果たした柏崎さんは「色々な人がサポートしてくれました。入賞は秦野市消防組織全体で出した結果です」と周囲への感謝を述べた。飯田さんは「昨年のリベンジを達成することができ、今までにない喜びを感じています」と笑顔で話した。
市川大智(だいち)さんが4位の成績を収めた基本泳法は、要救助者を見失わないように、常に水面から顔を出した状態で泳ぐもの。同種目は上位5位まで関東へ出場することができる。昨年果たせなかった関東大会への出場を決めた市川さんは「秦野市消防署、そして神奈川県代表として全国に出場できるよう頑張ります」と意気込みを語った。
プールは民間施設を利用
プール施設を持たない同署は、チャンピオンスイムクラブなど、市内民間施設のプールを借りている。練習は月6回から10回。1日2、3時間の短い時間の中で日々の訓練を行っている。
杉田佳一消防長は「日頃の訓練に敬意を表する。関東に向けて救助技術の錬磨に励み、市民の期待に応えてほしい」と激励の言葉をかけた。
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