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秦野版 公開:2023年7月21日 エリアトップへ

黒岩県知事 秦野のベンチャー訪問 次世代交通の技術に期待

経済

公開:2023年7月21日

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自動走行するZipparを見学しながら意見を交わす須知社長(右)と黒岩知事(中央)、高橋市長(左)
自動走行するZipparを見学しながら意見を交わす須知社長(右)と黒岩知事(中央)、高橋市長(左)

 黒岩祐治神奈川県知事が7月10日、秦野市菩提に本社を置くベンチャー企業「Zip(ジップ) Infrastructure(インフラストラクチャー)株式会社」(須知(すち)高匡(たかまさ)社長)を現場訪問した。当日は次世代交通システムとして開発が行われているZippar(ジッパー)を見学したほか、試乗も行われた。

 Zip Infrastructureは、ロープ走行技術を研究していた須知社長が学生時代に立ち上げた企業。次世代交通として「曲がり分岐できる」自走式ロープウェイの開発を目指し、当初は小田原で運行実験を行っていた。

 その後、秦野市に拠点を移し本社機能も移転。秦野市との連携協定や、現在の実験線用地を借りている新晃工業株式会社神奈川工場(本社・大阪府)の協力などもあり、無人走行実験が成功するまでにこぎつけた。

試乗も実施

 当日は黒岩県知事のほか、高橋昌和秦野市長も来場。須知社長は交通渋滞という社会課題に対しZipparがどのような効果があるか、建設費や工期がどの程度かかるかなどを説明した。

 その後、3者による意見交換が行われ、秦野市内や県立秦野戸川公園でのZippar走行の可能性について模索。意見交換後はZipparに試乗し、乗り心地を体験した。

 見学を終え黒岩県知事は「かながわ学生ビジネスプランコンテストから出た技術が、わずか数年でここまできたのは素晴らしい。神奈川発の新たな交通インフラとして期待したい」と話した。

 国内の自治体や海外から多くの問い合わせがあり、その技術に期待が寄せられている同社。今後は福島県での実験線建設も予定しており「最速で2025年度内の実用化を目指す」としている。

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