秦野市消防署の柏崎尚也さんと飯田拓和(ひろかず)さんチームが7月13日、笠松運動公園(茨城県)にある山新スイミングアリーナで開催された第51回消防救助技術関東地区指導会(水上の部)の溺者搬送に出場。上位入賞を果たし、秦野市初の全国大会出場を決めた。
6月7日に開催された第48回神奈川県消防救助技術指導会「水上の部」で上位に入賞し、県代表となった消防職員が出場する関東地区指導会。消防活動に不可欠な体力や精神力、技術の安全確実性と所要時間が競われた。柏崎さんと飯田さんが出た溺者搬送は、2人1組(要救助者を含む)で20m先の溺者の様子を注視しながら泳いで近づき、救助してプールサイドに戻ってくるもの。上位5チームまでが全国大会に出場することができ、2人はチーム自己ベストタイムで5位の成績を収め、溺者搬送で秦野市初の出場を決めた。
2人は今回の指導会に向け、改めて基礎的な訓練から見直して地道な練習を積み上げ、技術や体力の向上を図ったという。上位入賞について柏崎さんは「日頃から厳しい訓練をサポートしてくれる人々に恩返しとして良い結果を残したかったのでホッとした」と話す。飯田さんは「応援していただいた人々へ恩返しができ、結果を聞いた時はガッツポーズが出るほど嬉しかった」と喜びを表した。
目指すは上位入賞
北海道で8月25日(金)に開催される第51回全国消防救助技術大会に向け、市内のプールを活用して継続的に訓練し、上位入賞を目指す柏崎さんと飯田さんチーム。「県代表として恥ずかしくないよう、気を抜かず精進していく」と意気込む。杉田佳一消防長は「全国の消防と競い学ぶことを通して他の模範となる隊員となり、市民の消防に寄せる期待に力強く応えてほしい」と激励した。
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