秦野市最大の観光イベント「秦野たばこ祭」が9月23日(土)・24日(日)に開催される。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため感染症対策ガイドラインを設け、一部規模を縮小して実施されたが、今年は4年ぶりに制限を設けない通常開催となる。
今年で76回目を迎える秦野市の一大イベントである秦野たばこ祭。昨年は行事の制限や飲食の出店を例年から3割削減するといった感染症対策を設け、3年ぶりに開催。2日間で23万7千人が来場した。
4年ぶりの通常開催となる今年は、出店と行事の制限をなくし、御輿パレードなどが復活。観光宣伝や誘客に加え、地域経済復興の一助となる祭りを目指すという。
「地元で盛り上げる」
昨年と同じく、今年のテーマも「原点回帰」。葉たばこ耕作に携わった先人の情熱を「火」に例え、「ジャンボ火起こし綱引きコンテスト」や「弘法の火祭」、祭りのフィナーレを飾る「打ち上げ花火」を中心に、ストーリー性のある伝統事業を展開する。「花火募金」に加え、初めて挑戦したクラウドファンディングにより、合計2100発の花火を打ち上げるという。また、「たばこ音頭パレード」は公募した小学生や一般参加者が初めて加わり、レクリエーション協会を先頭に、総勢300人で「たばこ音頭」を継承する。
そのほか、学生団体E4と秦野商工会議所観光飲食部による「名水ジビエパーク」や、当日祭りに参加するはだのふるさと大使の吉田栄作さん、加藤優さん、LUNA SEAの真矢さんをパネルにしたフォトブースも設置。市観光振興課は「参加する誰もが楽しむことができる『地元で盛り上げる祭り』となっています」と話す。
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