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秦野赤十字病院 「より負担の少ない治療を」 新しい技術を取り入れる泌尿器科
地域医療を担う総合病院として、新しい技術を積極的に取り入れている「秦野赤十字病院」。今年2月からは泌尿器科の治療について、経尿道的前立腺吊り上げ術(PUL)を開始。また、10月からは結石破砕装置の導入も予定している。
泌尿器科副部長の笠原亮医師に話を聞いた。
前立腺肥大症の手術困難者に対応
「前立腺肥大症は、男性の加齢に伴い前立腺が肥大し、排尿に影響がでる病気です。これまで認知症や体力的な問題で手術が困難だったケースについて、このPULを導入することにより治療が可能となりました」と笠原医師は話す。PULは尿道から専用の器具を挿入し、肥大した前立腺を小型のインプラントで尿道を拡張するように固定する術式。切開などを伴わず、約5分弱で治療が終わるため身体への負担も少ないという。また、早期退院も可能なため「手術は難しい」とされていた高齢者等に有効な治療法として取り入れられている。全国的にまだ導入例は少ないが、今年2月以降、笠原医師は20件以上の手術を行い、技術認定も取得している。
大きな結石を早く細かく破砕
10月頃に導入を予定している結石破砕装置は、内視鏡の先から結石にピンポイントでレーザーを照射し、大きな結石や固い結石を早く、細かく割ることができるもの。「『早く細かく割る』ことで手術時間も短く、また砕いた石は自然に体外へ排出されるので患者さんの負担も少なくなります」と笠原医師。
同院は地元クリニックと連携を図っており、紹介等による治療例も多い。笠原医師は「患者さんの体の負担をより少なくする『低侵襲化』を大切にしています。早い診断・早い治療プラン作りで、患者さんを早く病気から解放する。そのためには早期発見・早期治療が重要です」と話す。
特に、尿が出にくくなるといった前立腺肥大症の症状は、加齢によるものと区別がつきにくいという。笠原医師は「体の変化を感じたら、まずは医師に相談してほしい」と話していた。
![]() 経尿道的前立腺吊り上げ術で使用するインプラント。肥大した前立腺を固定する
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