秦野市立北幼稚園の園児全員(3クラス54人)と北小学校の1年生(3クラス105人)が11月17日、スポーツ鬼ごっこを通して交流を行った。
北幼稚園は2022年度から神奈川県の「健康・体力つくり実践研究校」として、遊びを通して自発的に体を動かすことができる幼児の育成に力を入れている。この実践のひとつに「スポーツ鬼ごっこ」を取り入れており、一般社団法人鬼ごっこ協会の公認1級ライセンス指導員で、県スポーツ鬼ごっこ連盟の代表を務める飯田琢郎さん(秦野市在住)を講師に招き、活動を行ってきた。今回は幼小中連携の一環として、スポーツ鬼ごっこを通して連携を深めようと、小学1年生と一緒にスポーツ鬼ごっこを行うことになったという。
スポーツ鬼ごっことは、バスケットボールのように相手チームのコートに攻め込み、時間内に相手チームのトレジャー(宝)を多く獲得した方が勝ちとなるスポーツ。相手コートに攻め込む選手、宝を守る選手の両方が必要で、仲間同士でコミュニケーションを取りながら作戦を考える必要がある。
この日は園児と1年生が1クラスずつ、3回にわけて実施。はじめに飯田さんからレクチャーを受け、準備運動をしたあと園児と児童が2人1組になってジャンケン鬼ごっこを行った。続いて、スポーツ鬼ごっこのルールを聞いた子どもたち。園児と児童混合で6チームを作り、順番に対戦をした。
はじめはルールを忘れてしまう場面もあったが、何回か対戦するうちにルール内でできるように。小学生の活躍が多かったが、時には小学生のサポートを受けて園児が宝を取る場面も。子どもたちは「ルールを守らないと面白くないから、ルールを覚えて頑張りたい」「守りと攻めをどうやってやるのか考えるのは難しいけど、楽しかった」と話していた。
指導を行った飯田さんは「小さい子でも力をあわせれば活躍することができる。今回の交流では協力やチームワーク、協調性といったことを学んでほしかったので、助け合ってできたのが良かった」と話した。
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