公益財団法人日本鳥類保護連盟神奈川県支部と、はだの野鳥の会、NPO法人水辺基盤協会の三者が協力し、今年で誕生100年を迎えた震生湖で11月11日にテグス(釣り糸)拾いを行った。
当日は震生湖の湖畔に集合し、二手に分かれて放置されたテグスや疑似餌などを回収して回った。また、昨年に続き釣り人が立ち上げたことから始まった水辺基盤協会がボートを投入し、湖上の木にかかっているテグスの回収も行った。
最終的にはテグス435g、ルアー397g、疑似餌624g、釣り針117g、錘297g、浮き21gが回収され、総量は1.8kgを超えた。日本鳥類保護連盟神奈川県支部の会員によるとテグスは1gで16mほどあるため、換算すると長さ約7000m分になるという。
秦野の資源守るために
釣り人が多く訪れる震生湖は、土に埋まったものや湖上の木にかかったものなど、大量のテグスが放置されている。生態系への影響等を懸念し、日本鳥類保護連盟神奈川県支部が2年前に初めて実施し、昨年からはだの野鳥の会と水辺基盤協会も協力。2年前はテグス95g、ルアー40g、疑似餌35gが、昨年はテグス412g、ルアー307g、疑似餌443gが回収されている。
まだまだ多くのテグスなどが眠っている震生湖。マイクロプラスチック同様自然に戻ることのないテグスは野鳥に被害を与えるため、今後も震生湖での活動は続けていく方針という。
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