主任保育士として保育の質向上に務め、令和5年度神奈川県保育賞を受賞した 高野 恵美(めぐみ)さん にこにこ保育園勤務 41歳
「今、やりたいこと」大切に
○…「初めて話を聞いたときは驚きましたし、恐れ多いと思いました」。神奈川県内の児童福祉施設に保育士として多年勤務し、旺盛な保育精神に徹した働きが模範となる人が表彰される神奈川県保育賞。保育の質の向上に努める姿勢や、子どもの気持ちに寄り添った保育などが評価され、受賞に至った。「今までと変わらずに、一層頑張っていきたいです」とはにかむ。
○…3人兄弟の長女であり、年下の子と関わる機会が多かったことから、自然と保育士を目指すように。短大を卒業する年に立野台に『にこにこ保育園』が新設されると知り「新しい保育園って楽しそう」と就職。当時は園長と先輩保育士が1人、その他の保育士は全員新人だった。何が正解かわからないため、全て手探りで大変だったというが、「自分たちで楽しいものを見つけながら、どのように運営していくのか相談して作り上げてきました」と話す。
○…仕事で一番やりがいを感じる瞬間は、子どもの成長した姿を近くで見たとき。「子どもの成長はとても早くて、出来なかったことが次の日にできるようになることもあります」とほほ笑む。卒業した園児たちが遊びに来ることも多く、その姿からパワーをもらうことも。「本当に嬉しいですし、保育士として贅沢なことだと思います」と語る。
○…『にこにこ保育園』に勤務し、今年で22年目。年間を通して行事が多い保育園だというが、大切にしているのは「今、やりたいこと」。今までやってきたから行うのではなく、「目の前にいる子どもがやりたいことや楽しみたいことを一緒に考えます」。今後も保育士として楽しく働きながら、職員が働きやすい環境を整え、子どもの成長を見守っていく。
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