秦野市は表丹沢の”本物の魅力”を来訪者に伝える役割を担う、「OMOTANガイド」を認定する制度を新設。秦野市役所本庁舎で2月1日に認定式が行われ、高橋昌和市長からガイドを務める11人に認定証が手渡された。
里地里山から塔ノ岳や大山といった丹沢山地一帯を含めた表丹沢は、豊かな自然や歴史・文化など多くの魅力を持つ場所。秦野市は自然資源を生かした体験を提供し、ファン獲得につなげるため、表丹沢の「本当の魅力」を案内することができる11人をOMOTANガイドに認定した。
今回、認定を受けた11人は、昨年10月頃に実施されていたガイド育成講座を受講した人。同講座は秦野市及び近隣地域に在住または在勤している18歳以上で、ガイド経験や資格、表丹沢での豊富なアクティビティ経験を持つ人を対象に実施された。受講者は基礎知識やガイドとしての心得、心と体の状態に関わる「ウェルビーイング」などを中心とした計5回の講座に全て参加。その後、実際に市職員や専門家に向けてガイドを行う認定試験が行われ、一定の基準を満たした人が合格と評価された。
認定式では、高橋市長から秦野産木材を使用した認定書が出席した一人一人に手渡されるとともに、今後の活動や表丹沢の魅力などについて談笑。認定を受けた栗原裕太さんはトレイルランニングが趣味で、丹沢で走る練習を行っているという。「普段利用している山の魅力を他の人にも伝えていきたい」と意気込んだ。高橋市長は認定者に「名物ガイドとして表丹沢の魅力をこれまで以上に広く伝え、この輪を広げる先導役になってください」と激励の言葉をかけた。
プログラムを企画・販売
認定された11人は今後、それぞれがツアーなどのプログラムを企画し、販売していく。4月21日に開催される秦野丹沢まつりでは、山岳ツアーや自然観察ハイキングなどが行われる予定だ。
市からは、更なる知識習得やガイドスキル向上のため、フォローアップ研修などを開催して支援を行っていくという。市はだの魅力づくり推進課職員は「表丹沢の顔であり観光の柱として、面白く楽しいコンテンツを提供してほしい」と話した。
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