UR都市機構が主催する「東海大学ものづくりサミット地域報告会」が2月17日、下大槻団地集会所で行われた。
同サミットは、東海大学建築都市学部が実施している課題解決型研究コンペティションで、企業から出題される実務や将来に向けた課題などに対し、学生の自由な発想や柔軟な思考、学習成果を生かして、実践的で実効性のある解決策を提案するもの。今年度、UR都市機構もこれに企業側として参加し、「下大槻団地の空き施設を活用した地域活性化」をテーマに提案を募集した。その結果、5チームがそれぞれ考えた提案内容を発表。昨年12月に学内での最終報告会を経て、1月に表彰式が行われている。
今回の地域報告会は、UR都市機構が地元住民や市役所職員などにも学生のアイデアを聞いてもらおうと実施。チームごとに大学生が住民などを前に発表を行った。
提案内容は「スポーツな空間」「料理教室と生鮮食品店」「誰もが住みやすい団地づくり」「植物と共に成長する下大槻団地」「ボードゲームカフェ」の5つ。スポーツを日替わりでできる空間づくりや、キッチンスペースを作ることで料理教室やみんなで朝食を作って食べる食堂のような交流スペースを作る案などが発表された。また、カフェスペースや映画上映、ボードゲームなどを通して幅広い世代がコミュニケーションを図ることができる居場所づくりについても、様々な視点からも提案が行われた。中には、住民がコミュニティースペースで一つの植物をプランターで育てることで、植物の成長が育てている人のバイタルサインになるという案もあり、参加者の興味を引いていた。
地元の大根地区自治会連合会・吉田正弘会長は「大学生に直接団地に足を運んでもらい、課題を吸い上げて現場のニーズにあった提案をしてもらった。ぜひ具体化し、次のステップにつなげてほしい」と話した。
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