第40回かながわ音楽コンクールユースピアノ部門本選が4月29日、県立音楽堂で行われた。相原伊織さん(東小6年)が小学生高学年の部に出場し、奨励賞となる県議会議長賞を受賞した。
2回の予選を経て、本選となる同コンクール。「上手な人がいたのでプレッシャーがあったが、ピアノを弾き始めると緊張がなくなった」と相原さん。本選では、ベルコヴィッチ『パガニーニの主題による変奏曲』を演奏した。これまで2回出場したが、入賞は今回が初。「思ったように弾けない部分もあったので、名前を呼ばれた瞬間驚いた。受賞できて嬉しかった」と笑顔を見せる。相原さんを指導する渡辺史枝さんは「最後まで粘り強く練習していた。本番では素晴らしい演奏だったので、驚くと同時に感動しました」と話す。
3歳からピアノに触れ、小学1年生の頃から渡辺さんのもとで本格的なクラシックを練習している。今後の目標は「オクターブまで難なく手を届くようにして、リストなどの速いテンポの曲を弾けるようになりたい」と意気込む。
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