もしもの災害に万全の備えを 秦野市議会議員 高橋文雄
8月8日に震度6弱を観測した、宮崎県日向灘で発生した地震。南海トラフ地震の想定震源域での地震発生により、政府から注意を呼び掛ける臨時情報が発表される事態になりました。さらに、秦野が震源地となるなど、市内でも大きく揺れる地震が8月に3回ありました。私はそのうちの2回、カルチャーパークでジョギングをしていた時に大きな揺れを感じ驚きました。幸い大きな被害には至りませんでしたが、改めて家庭で防災について考える機会になればと思います。
市有建築物の耐震化完了
秦野市役所など市有建築物の耐震化率は2020年度に100%を達成、水道施設(基幹管路)は52・3%(24年3月末時点)、下水道施設(汚水管渠)は60・8%(同)など、地震に備えた設備の改修・更新を進められています。
市は大地震や風水害など、大規模な災害から身を守るため、「住まいの耐震対策」や「家庭での備え」など一人一人が災害に備える「自助」、地域で協力して災害に備える「共助」を呼び掛けています。また、パソコンやスマホで「避難発令情報」「避難所」などの情報が見られる「総合防災情報システム」も運用していますので、平時に確認してみてください。
大震災の記録
昨年9月1日で、関東大震災から100年が経ちました。
市内でも171人の死者が出た大災害。地震による地滑りで出来た震生湖をはじめ、供養塔や記念碑など、震災を伝える多くの記録が残されています。私は震災を経験した祖母から「山津波が起こり、土砂が水無川に流れてきた」ことや「本町で大きな火事になった」ことを伝え聞きました。また、父からは「震災時も弘法の清水は濁らず湧いていた」と聞き、改めて水の大切さを実感しました。この自然豊かな秦野の街で安心して暮らしていくため、災害への備えをしておきましょう。
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