鶴巻公民館で9月16日、「つるまき親子自然発見隊」の講師を務める 手塚 真理さん 鶴巻南在住 60歳
溢れる秦野と自然への愛
○…「くずはの家ならいい人がいる」と引退する前任者が公民館に紹介し、鶴巻在住ということもあり講師のオファーを受けた。同じく鶴巻に住む職員やくずはの家のボランティアと「何かやりたい」と話していたため快諾。元は大人向けだったが、子どもにも身近な自然を楽しんで欲しいと、親子向けの講座を公民館に提案した。仲間とともに6人のグループで実施している。「弘法山や田んぼ、川など鶴巻の身近で豊な自然を楽しんでほしい」と意気込む。
○…普段は葛葉緑地にある自然観察施設くずはの家の指導員を務め、行事の企画や動植物の調査などを行っている。今のイチオシは、9月末まで実施しているカメムシの展示。「嫌われがちなカメムシですが、実は図鑑があるほど種類が豊富で面白いんですよ」。そう話す笑顔からは、自然の魅力を知ってほしいという思いが溢れる。
○…東京で生まれ育ち、小6で千葉の松戸に。幼い頃から動植物が好きで、自然が少ないながらもよく観察していたという。大学では水生植物の研究に携わり卒業後、千葉県市川市の博物館で学芸員に。夫の仕事の都合で秦野に移住した。自然の楽しさを広めたいという思いは昔から強く、葛葉緑地の活用を検討する「葛葉川ふるさと峡谷研究会」に参加。くずはの家初代所長の誘いを受け、くずはの家の設立にも関わっている。
○…「秦野はすぐそこに丹沢があるし、特に川がすごくいい」と魅力を語る。中でも多様な自然が凝縮された葛葉緑地にはすっかり魅了されている。自然愛はプライベートでも覗かせ、趣味の海外旅行では台湾など自然が魅力的な土地を旅先に選ぶことが多い。最近訪れたタイでは「野鳥の観察をした」と楽しそうに語った。
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