秦野市老人クラブ連合会の会長を務める 小宮 進さん 沼代新町在住 81歳
積極的に、とことんまで
○…「もしかしたら人生で最後に所属するクラブかもしれない。そう思ったら、楽しく元気でいられる所にしたいよね」。コロナ禍で活動がままならない時でも、地元の沼代長寿会では清掃活動のほか、感染対策を万全にしてカラオケ大会を行うなど工夫を凝らして会員の交流を継続してきた。「高齢者はバランスの良い食事をとって運動をすることが大事」。連合会でもクロリティーやグラウンド・ゴルフ大会など、会員が体を動かせる活動を行っていく。
○…上地区の出身。今はない上中学校の卒業生だ。24歳で結婚し、卒業を機に現在の沼代新町へ。藤沢市役所で土木関係の技術者として従事していた。「あの頃はちょうど東京五輪が目前で、技術屋が求められていた時代だった」と話す。定年後、自治会に関わるようになり、その流れで長寿会へも入会。自身が68歳の時に沼代長寿会の会長に就任し、現在は西地区長寿会連合会の会長も務める。
○…趣味は旅行と食事。日本全国津々浦々、「行ったことがない所はない」というほど旅行好き。最近では、孫たちが妻と自身の誕生日に連れて行ってくれた旅行がとても楽しかったそうだ。食事も好きで、テレビなどでグルメ情報を仕入れてはメモを取り、旅行に生かしている。好物は鰻と蕎麦。「鰻を食べる会」を催し、友人たちと遠出することもあるそう。
○…大切にしているのは「集まりには全部出る」ということ。やるならとことんまで。やむを得ない場合を除いて、会への出席は皆勤賞なのが自慢。「一生懸命やっていれば、それを見てくれる人がいる」。相談を受けることも多く、会員同士仲が良い。「みんなが手伝ってくれるからやっていける」と朗らかな笑みを浮かべた。
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