「第40回全国削ろう会秦野大会」が11月9日(土)・10日(日)にメタックス体育館はだの(秦野市総合体育館)で開催される。主催は第40回全国削ろう会招致・実行委員会、共催は秦野市、秦野商工会議所、秦野市森林組合。
鉋(かんな)薄削りなど、手道具や伝統技術の可能性を追求する会として1997年に設立した「削ろう会」。大工などの木工関係の職人や鍛冶、手道具や職人に興味のあるアマチュアが集まり、競い・楽しみながら技術交流し、年1回程度薄削り競技をメインとした全国大会を開催している。
秦野市では2010年2月に「第25回全国削ろう会秦野大会」を初めて招致・開催し1万2千人が来場した。大会招致の実績や、25年1月に市制施行70周年を控えていることを踏まえ、秦野市は削ろう会から40回大会の招致依頼を受け受託。秦野削ろう会の会長・中西拓さん=人物風土記で紹介=を実行委員長に、準備を進めてきた。
五感で感じる「木」と「匠の技」
「木」と「匠の技」を体験できるプログラムを揃えている秦野大会。メインの鉋薄削り競技は2日間かけて予選と決勝が行われる。
9日には親子木工体験や木製貯金箱作り体験の他、午後2時からは、講演会「木のいのち 木のこころ〜技を伝え人を育てる〜」を実施。講師は現代の名工の一人であり、薬師寺などの再建に従事した小川三夫棟梁。
10日ははだのふるさと大使の春風亭一左さんと真矢さん(LUNA SEA)が出演。春風亭一左さんは落語公演「大工調べ」を午前11時と11時45分に行う。真矢さんは午後2時から、秦野祭囃子社中と協演して和太鼓演奏を披露する。体育館前では、午前9時から午後3時まで里山まつりも同時開催。両日ともに、鉋削り体験や削り華プール、秦野グルメの模擬店コーナーなども設けられる。(問)市産業振興課【電話】0463・82・9646
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