秦野市桜町在住の石田一夫さん(71)が今年、マスターズ陸上競技M70(70〜74歳)のカテゴリーで次々に新記録を樹立している。
8月13日から25日にかけてスウェーデンで行われた「世界マスターズ陸上競技選手権」で、石田さんは300mハードルに出場。決勝では、ゴール直前で足を取られ6位に終わったものの、予選では50秒46を記録し、日本新記録を樹立した。また、4×100mリレーにも出場し、53秒86で準優勝に。こちらも日本新記録となっている。
そのほか、9月21日から23日に行われた全日本マスターズ陸上競技選手権大会には300mハードルに出場し優勝。記録は50秒82で、大会記録を更新している。10月14日の神奈川マスターズ陸上競技選手権大会では、100mと200mの2種目に出場し優勝。共に県記録を塗り替えた。
陸上競技に本格的に取り組んだのは60歳を目前とした頃。高校生を指導するために考えたトレーニング方法を確認しようと、自分でも走り始めたのがきっかけだという。「今も若手を教えているので、それに引っ張られるようにトレーニングしているよ」と話す。石田さんを慕って、石田さんの練習日に合わせて市内外から陸上選手が集まるそうだ。
「一番の目標は、世界一になって表彰台で『君が代』を聞くこと」。世界で優勝するためには日本記録を超えることが「最低条件」だという。「マスターズは1歳差で大きく変わる。体力をつけることを意識していきたい」と来年に向けて意気込みを語った。
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