秦野・坡州(パジュ)友好協会会長の福森登さん(緑町在住)がこのほど、韓国・坡州市を訪れ一日名誉市長の任命と名誉市民証の授与を受けた。帰国後、高橋昌和秦野市長を訪問し、視察の報告などを行った。
秦野市と坡州市の交流は、1996年に、坡州市役所の職員が秦野市を友好都市候補として実務調査したことから始まった。親善交流の要となる組織として、秦野・坡州友好協会が2000年に発足。05年に秦野市と坡州市の友好都市締結が結ばれた。両市はこれまでに少年サッカー交流事業や中学生英語スピーチコンテストの入賞者派遣などの青少年交流事業、その他の年代・団体も交流を図り絆を深めている。17年には、坡州市に秦野市と交流することを目的とした坡州・秦野友好協会が設立された。
福森さんは16年から第3代秦野・坡州友好協会の会長に就任。坡州市にはこれまで40回以上訪問している。
隔年で互いの都市を行き来している秦野・坡州友好協会と坡州・秦野友好協会。今年は秦野・坡州友好協会が坡州市を訪問する年で、福森さんを含めた訪問団15人は、10月18日から21日までの日程で坡州市に滞在。福森さんは18日に名誉市長の授与式に出席、翌19日に名誉市民証の授与式に出席した。
名誉市長は、様々な分野で活動している市民に市政参加の機会を提供し、市政に対する意見を収集する制度。福森さんは坡州市の32代目の名誉市長に任命され、外国人では初めての任命となった。名誉市民は、各分野で市政発展に功労が大きい人、または訪問外国貴賓に授与するもの。ともに、これまでの秦野・坡州友好協会の活動が評価され、今回の訪問団の滞在に合わせて授与されることになった。式典出席の他、訪問団は滞在期間中に坡州市中央図書館の視察や現地の祭りなどに参加した。
帰国後の10月23日、福森さんは秦野市役所を訪問。高橋市長に視察の内容や旅路のできごとを報告した。「秦野市の代表として、友好親善をしっかり務めていただき大変ありがたい」と高橋市長は話した。
名誉市長・名誉市民に任命されたことについて、福森さんは「友好協会の100人近くのメンバーそれぞれが任命され、私はただ代表として受け取ったまで。ますます交流を重ねて、ほほ笑みを絶やさない関係にしたい」と語った。
来年は坡州・秦野友好協会の訪問団が秦野市を訪れる。11月3日の市民の日などに参加する予定だという。
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