小田急線渋沢駅南口と北口にこのほど、ベンチ3台が設置された。このベンチは秦野商工会議所青年部・秦野市役所・渋沢駅前商店会の3者による協同事業で製作・設置されたもので、色塗りは市内の小学生が行った。
渋沢駅へのベンチの設置は、「秦野市4駅にぎわい創造検討懇話会」の中で出たアイデアの一つ。丹沢の山並みや頭高山を臨める渋沢駅のロケーションを生かすとともに、製作の一部を市内の小学生と行うことで子どもたちの地元愛を醸成する目的で事業が行われた。
色塗りは夏祭りで
市内の小学生を募ったベンチの色塗り作業は、十分な作業スペースを確保するため渋沢駅南口が歩行者天国となる「ふれあい夏祭り」が開催された7月28日に行われた。この日は市内在住の小学生と保護者ら40人ほどが渋沢駅南口で作業し、ベンチの4台の色塗りとともにミニチュアベンチの製作も行った。
作業後、集まった小学生と保護者らはふれあい夏祭りの催しも楽しんだという。
駅南北に4台
その後、ニス塗りなどベンチの仕上げ作業を経て、11月7日には渋沢駅前商店会の意見をもとにベンチ設置場所を最終決定。南口のロータリー付近に2台、北口のペデストリアンデッキに2台が設置されることとなった。11月18日現在、3台が設置されている。
秦野商工会議所青年部・研修委員長の武弘晃さんは「コロナ禍も明け、地域の子どもたちと協力したイベントができて良かった。市内の色々な人が携わってできたベンチなので、実際に見に来ていただければ」と話した。
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