神奈川県警の駅伝大会で秦野警察署の3位入賞に貢献した女性ランナー 山田 千尋さん 寒川町在住 23歳
憧れの警察官へ一直線
○…4月に警察学校を卒業し、9月末に秦野署へ。配属から間もないものの、署対抗の神奈川県警察創立150周年記念駅伝・ロードレース競技大会の第1区走者に抜擢された。前回大会9位だったチームの3位への躍進に貢献。結果に喜ぶ一方、「私がもっと早く走っていれば上を狙えていたと思う。来年はリベンジしたい」と振り返る。中学・高校では陸上部の短距離選手で、その健脚が今回の大会でも生かされた。
○…寒川町出身。幼稚園児のころから警察官を志していた。きっかけは、幼稚園のある地域を管轄する警察官の人柄。「温かい笑顔で、安心感を与える姿に憧れました」。目指したら一直線、座間高校を卒業後、大学は警察官への就職実績が高い日本文化大學に進学。警視庁が募集する少年補導員の活動にも力を入れた。「青少年の補導活動の他、立ち直り支援などさまざまな経験ができました」
○…まっすぐ夢に向かって進んできたが、「実は父と兄は心配性で、最初は私が警察官になることを反対していました」と振り返る。説得は大学4年間かけて行い、少年補導員の活動を通じて警察官が社会で果たす役割や、自身がいかにその職業に惹かれているかを伝え続けた。「最後には『そんなにやりたいなら』と応援してもらえました」
○…現在勤務するのは秦野駅前交番。「緊張してしまって笑顔が苦手で。まだまだ目指していた姿にほど遠い」と反省するが、市民からの感謝の言葉などがやりがいにつながっているという。将来は、青少年の非行防止や育成に関わる部署で働くことが目標なのだとか。「青少年が良い方向に向かっていけるよう支援したい」と熱い眼差しを向けた。
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