秦野青年会議所(秦野JC)の2025年度理事長に就任した 松崎 雄己さん 戸川在住 33歳
「街づくりがライフワーク」
○…20歳から40歳までの青年による社会貢献及びまちづくりを目的とした団体が秦野JCだ。「何か一つでも行動すれば、まちが変わるはず」。掲げたテーマはその言葉通り”One Action”。会員数およそ20人でのスタート。昨年入会したばかりのメンバーも多く「まずは自分の行動がまちづくりに寄与できることを体験してほしい」と話す。
○…北小、北中出身。大学卒業後は建築士として企業へ就職したが、25歳で退職し、建築を学び直すため大学院へ。「まちづくりがしたくて。僕のライフワークなんです」と楽しそうに言い切る。この頃、地元の秦野に戻り、フリーマガジン「ココハダ」の編集などを通して、まちづくり活動にも携わるようになった。取材から写真撮影、ライティングまでを担当し、ここで得た知識を元に、2020年にデザイン会社「トコロデザイン」を立ち上げた。
○…現在は、縁あって金井酒造店(堀山下)の常務も務める。趣味は旅行で、行った先々でご当地の日本酒を嗜むことなのだとか。「でも一番好きなのはうちの白笹鼓。やっぱり体に馴染みますね」と笑う。
○…JCへの入会は2020年。気がつけばメンバーの中で一番の古株になった。今年はメイン事業であるたばこ祭の「ジャンボ火起こし綱引きコンテスト」に力を入れる。昨年はこれまでの地区対抗から公募に変更し、成功を収めた。今年はより知名度を上げるため、市外にも募集の範囲を広げたい考えだ。「JCに入らなければ出会わなかっただろう多業種の人と仲間になれる」と会の魅力を語る。「失敗してもいい。何かを『やってみよう』と思う気持ちを大切にしたい」。仲間と手を携えて、これからもライフワークを貫く。
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