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秦野版 公開:2025年1月17日 エリアトップへ

つどいの場きらく学習室 教育モデルに県が認定 「草の根賞」に入賞

教育

公開:2025年1月17日

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少人数制で学習支援を行う
少人数制で学習支援を行う

 交流施設「つどいの場きらく」(鶴巻北1の2の3)で小学生向けに行われている学習室がこのほど、「第18回かながわ子ども・子育て支援草の根賞」を受賞した。表彰式は1月20日(月)、県庁本庁舎で行われる。

 つどいの場きらくは、鶴巻地区住んでよかったまちづくり協議会が運営する交流施設。お茶飲み会やマージャン、カラオケなどさまざまなサロン活動が行われている。学習室は、サロン活動が行われていない午後4時以降に実施。元民生委員や元教諭、塾のアルバイト経験者などが小学校5・6年生、中学生向けに無料で学習支援を行う。

きっかけはコロナ禍

 学習室の立ち上げは2020年8月。元民生委員の露木和子さん、大和田恵美子さんが中心となった。「コロナ禍で学習機会を失った子どもたちに学びの場を提供したい」「経済的理由などによる学力格差を解消したい」という目的があったという。

 現在、ボランティアには70代のメンバーを中心に約20人が登録。「地域の子どもを地域で育てる」をモットーに、月曜日から金曜日まで個別指導のスタイルで学習支援を行っている。「社会貢献したい地域の大人と、支援を求めている子どもをつなぐ仕組み。ボランティア側も楽しみにしている人が多い」と露木さんと大和田さんは話す。

地域つなぐ仕組み評価

 この取り組みを周知しようと、露木さんと大和田さんは、「第18回かながわ子ども・子育て支援大賞」に応募。県が子ども・子育て支援活動のモデルとなる活動を表彰するもので、今回は46件が応募した。プレゼンなどの選考を経て、大賞、奨励賞、草の根賞、特別賞に11件が選出。きらく学習室は、草の根賞に選ばれた。審査委員からは「安価な学習支援の場は必要とされているが継続が難しい。ニーズのあるコロナ禍に活動を始めたところが素晴らしい」「地域コミュニティーとして世代をまたいだ前向きな効果が期待できる」と評価を受けた。

 学習室は今後もボランティアなどを募りながら活動していく。問い合わせは大和田さん【電話】0463・77・6609へ。

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