農とアウトドアのイベント「あぜみち」実行委員会の委員長を務める 佐藤 伸一さん 鶴巻南在住 58歳
縁を大切に地域づくりを
○…自身が所有するNITTANパークおおね隣接の畑「佐藤農園」で4月26日、自転車とラジコン、農園マルシェのイベントを主催する。アウトドアの普及や休耕地活用の取り組みを行う団体「鶴嘴(つるはし)」の協力を得ての初開催。「農を活用した子どもも大人も楽しめるイベントで地域をつなぎコミュニティを活性化させたい」と意気込む。
○…数年前から同農園で新規就農者の販路拡大支援の活動を定期的に行っており、それを知った鶴嘴の代表から打診を受けたのが開催のきっかけ。「大根・鶴巻の魅力をより多くの人に知ってもらいたい」という思いで快諾した。他にも地域への取り組みに積極的で、高齢者デイサービスの調理・送迎ボランティアや、少年補導員、通学の安全見守り、市内4駅の清掃活動などさまざまな団体で精力的に活動している。
○…鶴巻で生まれ育つ。4歳の時に父を亡くし、幼少期から農業を手伝ってきた。大根小・中出身。大根サッカークラブ・ラディッシュでサッカーに打ち込み、ユースチームからスカウトを受けたこともあるという。大学卒業後に秦野市役所に入庁し、結婚して2人の子どもに恵まれる。以前は趣味で渓流釣りをしていたが、「今は3人の孫の成長を見るのがなによりの楽しみ」と好々爺の一面を覗かせる。
○…市役所時代、新東名のスマートIC(インターチェンジ)誘致やシティプロモーション、コロナ禍の経済支援策などに携わるが母と義父の介護のため54歳で退職、農業経営者に。仕事を通してボランティアや市民の協力が必要だと痛感し、在職中から地域での活動を続けている。秦野に対する思いは強く「人と人、人と地域をつないで、縁を大切にした人づくり、まちづくりを続けていきたい」と語った。
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