秦野市議会議長に就任した 大野 祐司さん 曽屋在住 52歳
さわやか笑顔の新リーダー
○…「これから1年間、変化の年にしていきたい」と、ぐっと身を乗り出す。議会が市民に見える存在にすることが何より大切と考える。「最近議会が変わってきたな、と皆さんから感じてもらえるように、ひとつずつ着実に取り組んでいく」と力を込める。
○…日産車体株式会社に勤務するサラリーマン議員だ。生まれは中井町。「でも秦野市の病院で生まれたから秦野生まれさ」と明るくジョークを飛ばす若々しい笑顔がさわやかだ。本町中学校でブラスバンド部に所属。「音色が素晴らしくて…、やってみたかったんだ」と、トランペットを吹いたという。1999年、周囲に推されて39歳で政治の道へ。「もう本当に、最初は何もかも未知の世界で。例えば議会独特の言い回しってあるでしょ。慣れないし、戸惑ったね。最初の一般質問は頭の中が真っ白になっちゃって、よく覚えていないくらいだった」と、初当選の頃を思い出し当時の心境を語る。以来当選を重ね、現在では4期目を務める。
○…3人の子供と夫人、5人家族だ。「家族が協力してくれるおかげで、全力で議員活動ができる。特に妻には感謝しきれないくらい」と、照れながらも愛妻家の横顔をのぞかせる。なかなかプライベートな時間は取れないが、休日は子供を誘って海へ。防波堤で釣りをするそうだ。「釣果?のんびりするだけでいいんです。のんびりするだけ」とつぶやくが、そんなときひとりの父親として、子供とのコミュニケーションは大切にしている。
○…「議長は議会の要でもあり”顔”でもある。議会がより良い意思決定をしていくために、どうすべきなのかをしっかりと考えながら、議長という重責を全うしていきたい」とまっすぐな眼差しで力強く語る。多様な価値観を持つ人間が集う議会という場で、「議長として公正・公平を大切にしなけばならない」と、自らに言い聞かせるように、ゆっくりとした口調で語った。
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