後半勝負で上位争いを かながわ駅伝 10日号砲
神奈川県内の各市町村が代表選手によるチームを結成し、秦野市中央運動公園から相模湖までの51・5Kmを7人で襷(たすき)を繋ぐ「第67回市町村対抗かながわ駅伝競走大会」が、2月10日(日)に開催される。
秦野市は同駅伝大会で優勝を3度、準優勝を8度果たしている。前回大会は5位に入賞するなど毎年上位争いを繰り広げているが、優勝は2000年を最後に12大会遠ざかっている。市は代表選手を昨秋に招集。松田航也主将を中心に合同練習を実施するなど、チームの結束を高めてきた。
2月2日には、市文化会館で結団式が開催された。この日は村上道夫監督から当日の区間オーダーも発表。区間配置の理由や各選手の持ち味など、詳細な説明がなされた。
今大会の秦野市は、5位に入った昨年の出走メンバーから5人が残る。村上監督は「若い選手が多く、今はチームの転換期。具体的な順位やタイムは設定していないけれど、前回大会と同等の力はあるはず。各選手が持てる力を発揮してくれれば。前半は粘り、後半勝負をしていく」と展望を述べた。
兄妹3人が出走
注目は、7区間のうち3区間を占める指宿(いぶすき)兄妹だ。朱音さん(八王子高・4区)、卓哉さん(國學院大學・5区)、佑将さん(秦野市役所・6区)と区間も3人が続いており、兄妹で襷リレーを行う。卓哉さんは「秦野市に約17万人も住んでいる中で、代表として3人が走れるのはとても光栄」と笑顔を見せた。
また、2区を予定している鈴木和成さん(39・秦野市役所)は自身19度目の代表。東海大学時代には箱根駅伝で復路のエース区間である9区を3度走るなど、実績も充分だ。「年々体力は厳しくなってきたけど、秦野のために頑張る。自分にとってベストの走りをしたい」と本番を見据えた。
レースは9時のスタート。運動公園の外周を走った選手たちは新町の交差点で国道246号線を左折。新善波トンネルを通り、秦野市から伊勢原市へと抜ける。
出場予定選手は以下の通り(敬称略)。
▽1区・須藤拓海(西中)▽2区・鈴木和成(秦野市役所)▽3区・松田航也(中栄信用金庫)▽4区・指宿朱音(八王子高)▽5区・指宿卓哉(國學院大)▽6区・指宿佑将(秦野市役所)▽7区・佐藤裕貴(平塚市役所)▽補欠・大澤隼人(開成町役場)▽補欠・原由幸(相洋高)▽補欠・佐藤匠(渋沢中)▽補欠・寺内希(秦野高)
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