県立西部総合職業技術校の校長を務める 秦(はた)昌樹(まさき)さん 横浜市在住 55歳
就職サポートに全力を注ぐ
○…年間約500人の訓練生を受け入れる、県内2校目の大規模・総合型の職業技術校として4月8日に開校した県立西部総合職業技術校(愛称・かなテクカレッジ西部)の初代校長を務める。昨年10月に辞令がおりた時は、「本当に自分でいいのか」とプレッシャーを感じたという。しかし今は、「ここは就職を目指す学校。訓練生全員が良い結果を出せるよう、サポートに全力を注ぎたい」と力を込める。
○…1983年に県の職業訓練指導員として採用されてから訓練畑ひと筋。溶接科や情報処理科などで熱弁をふるってきた。2008年に開校した同東部校(横浜市)の立ち上げに携わった後、2011年4月から2年間、県立秦野高等職業技術校(閉校)の校長を務めた。「苗字も”秦”だし、秦野とは何か特別な縁があるのかもね」と同西部校の眼下を流れる水無川を眺める。通勤は秦野駅から徒歩。川沿いの遊歩道を通り出勤する。「富士山も見えるし、秦野は自然豊かで本当に良い所だと再認識した」と白い歯を覗かせる。
○…北海道室蘭市出身。特技はワンシーズンで10回以上滑走を楽しむというスキー。腕前は、「バッジテスト(スキー検定)2級ならすぐ受かる位」。多忙のため、今シーズンは4回しか遠征できなかったといい、「物足りないね」と口をへの字に結ぶ。趣味はゴルフと山歩き。この趣味を満喫するために10年以上前から秦野をちょくちょく訪れていた。「やっぱり縁があるね」と大きく頷く。
○…校長を務める自身の使命を「訓練生の就職内定、そして技術校の認知度アップ」という。見学にも随時対応していきたいといい、若年層の進路の選択肢に入るようPRに力を注いでいきたい考えだ。訓練生には「施設をフル活用してスキルを身に付け、内定を勝ち取ってほしい」とエールを送る。就職難と言われる時代、校長は舵取り役として進むべき道を示す。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>