上野さんが準大賞 かながわ音楽コンクール
4月21日に横浜市の県立音楽堂で開催された「第29回かながわ音楽コンクール」のユースピアノ部門本選Aの部(小学1〜2年生/今年3月時)で、広畑小3年の上野貴史さん(9歳・南矢名在住)が1位に輝き、大会全体の準大賞にあたる神奈川新聞社社長賞も受賞した。
同コンクールはピアノ(ユースの部・シニアの部)とバイオリンの3部門。小学1年生から高校3年生までの計12学年が2学年ずつ、6部に分かれている。予選、準本選を通過して本大会に臨んだ上野さんは、スピンドラー作曲の「ソナチネ ハ長調 op.157―4」など2曲を演奏。上野さんは「友達や先生が応援に来てくれたので、落ち着いてミスなく演奏できた。とても嬉しい」と振り返る。母のひろみさんは「受賞は予想外。ご褒美にサーカスを見に行きました」と目を細める。上野さんが通うクレッセント音楽教室で指導する石井晶子さんは「思い切りのいい演奏ができたので、何か受賞できるかもしれないとは思った。でも、準大賞は驚いた」と快挙を喜ぶ。
音楽が好きだったことから、5歳の時にピアノを始めた。石井さんは「趣味で普段からオーケストラなどを聴いているのが強み」と評する。上野さんも「ピアノを弾きだすと時間がわからなくなる。どんどん上達するのが楽しい」とピアノの魅力を語る。上野さんは「海の生物が好きだから将来は研究者になりたいけれど、ピアノはずっと続けていきたいな」と夢を話した。
|
|
|
|
|
|