「萌酒(もえざけ)」を商品化 新たな需要喚起狙い
漫画やアニメのキャラクターなどに対する愛着心を表現する「萌え」。秦野市内のチーズケーキ専門店デボンポートと、酒造元の金井酒造店、白笹稲荷神社の3者が協力し、秦野萌酒(もえざけ)「白笹鼓 いなり」を開発した。ラベルには狐をモチーフにしたキャラクター「白笹すずな」が描かれている。
この商品は、同菓子店で2011年に社員の鈴木弓弦さんが発案した萌え菓子の商品化をきっかけに、親交があった金井酒造店と萌え文化を掛け合わせた販路開拓を目的として企画されたもの。白笹稲荷神社に由来する地酒「白笹鼓」があったことから、「狐はビジュアル化しやすい」と考え神社をモチーフに決めた。同神社も「面白い」と快諾し、5月15日に祈祷を行ったのち販売を開始。鈴木さんは「日本酒に馴染みのない人にとっても飲みやすいような商品」と話している。
イラストを描いたのは漫画家の宮下未紀さん。萌え菓子の際に依頼し、今回もデザインをしてもらった。
同神社では同じキャラクターの絵馬も独自に開発し、8月中に頒布が始まる予定。同酒造店は「初めての取り組みなので手探り状態」と慎重な姿勢を示すも、企画当初の予想を上回る売れ行きだという。現在、秦野名産センター、市内一部のコンビニで販売中。問い合わせはデボンポート【電話】0463・83・7001。
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