プロバスケ 齊藤洋介選手 横浜へ移籍 地元で「役割を全うする」
昨シーズンまで信州ブレイブウォリアーズ(bjリーグ)でプレーしていた秦野市出身のプロバスケットボール選手齊藤洋介さん(29)が、横浜ビー・コルセアーズ(同)に移籍した。かねてから持っていた「地元でバスケがしたい」との思いを胸にアピールした。
「いいコーチ、チームメイト、スタッフに巡り会えたと純粋に思う」とチームについて話す。練習では、素早いドリブルでゴールに向かい、シュートやアシスト、長距離シュートを決めていた。仲間のナイスプレーには声を上げて賞賛。練習後はチームメイトと談笑する姿もみられた。
現在はシーズン前の自分のプレーをアピールする時期だ。「自分に何ができ、何が足りないかを把握し、一番下という意識でチーム内のポジションも奪っていく。求められる役割を果たしたい」と目を輝かせる。
判断力を武器に
「僕のプレーは目立つものじゃない」と話す齊藤選手は、3ポイントをよく打つと周囲に思われているが、自身が思う最大の武器は「カットインしてからのシュートやアシスト」。目まぐるしく変わるプレーヤーの動き、位置を見極めカットイン。そこからシュートか、パスかという瞬時の判断が得点に大きく響き、試合の流れを左右する。プロ3年を含む19年のバスケ人生で培われた判断力には「自信がある」と胸を張る。カットインやアシストでリズムを作れるからこそ長距離シュートも入るのだという。
これまでは試合の組み立てと同時に得点を取るSG(シューティングガード)だったが、ポジションにこだわりはなく「命じられた役割を何でも全うするつもり」といい、そのための努力は惜しまないという。
横浜ビー・コルセアーズは2011年にbjリーグ参戦。2012-13ではプレイオフを制し優勝したが、昨シーズンはプレイオフ進出を逃した。齊藤選手は「僕が入って弱くなったと思われたくない」と負けん気をみせ、まずはプレイオフ進出を目指す。そのために「与えられた役割を果たし、チームに貢献したい」と抱負を話した。
ホームでの開幕戦は10月11日(土)、12日(日)にスカイアリーナ座間で行われる古巣・信州BWとの1戦。
母校・秦高バスケ部員の質問に答える
秦野高校に入ってよかったことは?
「今でも応援にきてくれる素晴らしい友人、仲間に巡り会えたこと。長野にも応援に来てくれた。みんな僕を見守ってくれるんです」
バスケをする上で大切にしていることは?
「プロになって感じるのはメンタル。以前は信じていなかったが、特に試合のときは自分の気持ちをコントロールすることが大切」
高校時代頑張ってきたことは?
「今思うと、高校ではあまり頑張ってなかった。ただ、バスケが大好きだった。2年のとき、先輩と自分たちの11人で県ベスト4に入ったときが一番楽しかった。そのときの背番号が11番でした。今でもその番号を背負っています」
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