南西諸島や沖縄などで繁殖・生息する野鳥「リュウキュウサンショウウクイ」の姿が、秦野市内で初めて写真で確認された。
観察者は、はだの野鳥の会会長の八木茂さん(65・尾尻在住)。3月21日の午後4時頃、弘法山公園で観察をしていたところ、桜の枝にとまっていた1羽をカメラで撮影した。
八木さんは当初、姿かたちが良く似ている夏鳥の「サンショウクイ」だと思っていたという。しかし、この写真を見た同会元会長の小泉俊江さんから「リュウキュウサンショウクイではないか」と指摘を受け、研究者に写真を送り判定を依頼したところ「間違いない」との回答があった。研究者によると、神奈川県内では松田町、愛川町、小田原市に次いで4例目の記録だという。
リュウキュウサンショウクイは、1970年代は南九州に生育していたが、2010年には九州北部や四国、紀伊半島などでも確認されるなど、温暖化による環境変化で生息域が広がっている。
八木さんは「今後、秦野市内でも生息するようになるか注目されます」と話している。
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