3月20日(日)に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場32校が1月29日に発表され、秦野市出身の堀岡隼人君(2年)がエースピッチャーを務める青森山田高校が選出された。
選抜決定の知らせを花田惇校長から受けると、グラウンドで待っていた部員らはガッツポーズをして11年ぶり2回目の出場をよろこんだが、堀岡君は「ほっとした」と振り返る。182cm・84kgと恵まれた体躯から最速142Kmを投げる堀岡君。憧れの舞台を前に「とてもうれしい。目標は日本一。自分の持っている力を発揮して、チームの勝利に貢献できるよう、地元の方々の応援を背に精一杯頑張りたい」と闘志を燃やしている。
兜森崇朗(かぶともりたかあき)監督はチームを「投捕、内外野と守備のバランスが取れているチーム。高校生らしく、はつらつとしたプレーで勝ち進みたい」と意気込む。
春の選抜出場を確実にしたのは、昨年の秋季野球東北大会での優勝。決勝で強豪八戸学院光星と対戦し、堀岡君の力投により5-0で完封勝ちを収めた。
恩師らからエール続々
野球を始めたのは小学校1年の時。東小、東中に在学し、秦野少年野球部コメッツ、秦野リトルシニアで白球を追いかけた。
小学校時代はショートを守っていた同選手。当時からずば抜けて肩が強く、遠投で唯一練習場の柵越えをしていたという。コメッツで当時ヘッドコーチだった現代表の宮永昌幸さんは「後にも先にも、柵越えは他にいない。身体能力が凄まじく高かった。甲子園のマウンドで、自慢の肩を見せつけてほしい」と話した。
リトルシニアで教えていた当時のコーチ、現監督の牧嶋和昭さんは「自主練にも精を出していたのが今に活きているはず。自分のスタイルを貫いて頑張ってほしい」とエールを送った。
また地元秦野で息子の活躍を待つ父、俊之さんは「平常心で投げられるよう自分をコントロールし、東北代表としてふさわしい投球をしてほしい」と希望を託した。
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