秦野市在住の2人の女子中学生柔道選手が、夏に開かれた大会で活躍した。
家族の絆で躍進込山さん
7月28日に行われた県中学校総合体育大会で、見事初優勝に輝いた込山未菜さん(相洋中3年・57kg級)。8月9日に川崎市で開催された関東中学校柔道大会と、17日に新潟県で開催された全国中学校柔道大会への出場権を手に入れた。
関東大会でも決勝戦へ進出。対戦相手はその後全国大会で優勝した強者だ。内股をかけられたら足を上げないよう意識したという。準優勝となったが、「戦えて楽しかった」と振り返った。
県大会優勝者のみが出場できる全国大会では、3回戦まで進出。同大会準優勝となった選手に挑み敗退した。「全国レベルは全然違った。強い選手と戦えていい経験になった」と前向きだ。
柔道を始めたのは中学校から。父親が顧問を務め兄も在籍していた柔道部に入部した。メダル獲得まで成長できたのも、先輩や家族、菅原信明監督(56)のおかげだと感謝する。
現在東海大学柔道部に所属している兄に憧れ、ビデオで研究するうちに「立ち姿まで似ている」と言われるようになった。目標はインターハイ優勝、そして兄と共に東京五輪に出場することだ。
心技攻めの姿勢植木さん
県大会で準優勝を収め、関東大会への出場を決めた植木花乃さん(西中3年・44kg級)。中学生最後を飾る関東大会に向けて、乱取り練習で体力をつけるなど大会に向けて励んだ。試合前まで対戦相手の対策を練り、体を動かす事で、課題だった集中力を高める事ができたという。
決勝戦の相手は県大会でも対戦し、1位を勝ち取った選手。リベンジを目指し県大会よりも積極的に攻めに出た。結果は2位だったが、「大きな大会では小さな攻めも大切。技を決めに行くことができてよかった」と振り返った。
1年生の頃は関東大会まで行けるとは思っておらず、周りの人の支えに感謝する。「高校では生活面も充実させながら、全国を目指して1から頑張っていく」と力を込めた。
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