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秦野版 公開:2016年9月3日 エリアトップへ

ピアノ連弾で全国銀賞 本町中の高橋君と浦部君

文化

公開:2016年9月3日

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連弾を披露する浦部君(左)と高橋君(右)
連弾を披露する浦部君(左)と高橋君(右)

 市内在住の高橋海斗君(本町中2年)と浦部創造(そうぞう)君(同1年)が、8月19日に東京都文京区のトッパンホールで行われた2016年度ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会、連弾中級Bの部門で銀賞に輝いた。

 当日は、6月から行われた地区予選、続いて地区本選を勝ち抜いた24組が集まった。出番前の緊張は2人で体操をしてリラックス。高橋君が好む速く楽しい曲調のP·ストヤノフの「ゲーム」と、浦部君が好む、聴かせるゆったりとした曲調のサン=サーンス「動物の謝肉祭より 序奏とライオンの行進」の2曲を演奏した。2人は「少しミスがあった」と振り返るも、思い切りの良い演奏を披露し、弾き終えた時には思わず2人とも笑顔がこぼれた。クレッセント音楽教室で2人を指導する石井晶子さんは「2人は本番に強い。透明感のある澄んだ高橋君の音色と、厚みのある濃い浦部君の音が合わさることで化学反応が起きる」と評する。高橋君は「浦部君の動きを見て合わせるところ」、浦部君は「4本の手が合わさり、華やかな曲になるところ」に連弾の楽しさを感じているという。

 同大会は日本で一番大きな大会と言われ、全国で約4万人が参加した。2人が参加したのは、一人は高校生以下で一人は年齢制限なしの部門。夏休みを返上して毎日3〜4時間鍵盤を弾いたという。ほとんどが年上で、中には音楽高校に通うペアも見られた。年上が多くハイレベルなコンクールの中、「全国2位にあたる銀賞を受賞できたことは驚いた。2人の頑張りの賜物。これからも頑張ってほしい」と石井さんは労った。

 なお石井さんは5年連続で指導者賞を受賞した。
 

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