南小学校6年の多田衣織さん(クレッセント音楽教室所属)がこのほど「第26回日本クラシック音楽コンクール全国大会」ピアノ部門小学校高学年女子の部で4位入賞を果たした。同大会は今年、約1万2000人がエントリーしており、絶対評価で順位が決まるという珍しい全国規模のコンクール。90点を満点としており、1・2位は幻の賞ともなっているという。
多田さんは予選、本選を経て、全国へ。全国大会は12月17日に横浜みなとみらいホールで行われた。同大会は自由曲によって審査が行われており、クレッセント音楽教室の石井晶子代表は「個人の持っている素養が十分に発揮できるコンクール」と話す。多田さんが演奏したのはショパンの『ボレロ』。この曲は一般的に中学生の課題曲とされているが「先生に勧められて、いい曲だったので挑戦した」と多田さんは話す。
同大会へのエントリーは今回が初めてだったが、87点という高得点の評価が付き、4位入賞となった。「びっくりしたけど、うれしかった。練習してきて良かった」とはにかむ。まだまだ課題はあるものの、「リズム感がはっきりでた。上から下に流れる難しい部分がうまくいったと思う」と当日の演奏を振り返る。今回演奏した『ボレロ』はお気に入りの曲になったそうだ。
多田さんは双子の姉妹とともに、4歳からソルフェージュをはじめ、6歳からピアノを習い始めた。石井代表も「才能のある子です。リズム感もあるし、本番の度胸もある。表現が楽しみでもあります。今後もステップアップできると思います」と期待を寄せる。
今後は、2月5日(日)に南足柄市文化会館で行われる「ピアノ協奏曲FESTIVAL」に出演する予定。音大生などが名を連ねるなか最年少の参加となる。多田さんは「リズム感、表現力を磨いていきたい」と笑顔で話した。
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