秦野市福祉事務所生活保護嘱託医の笠原友幸氏(59)が11月22日、東京で行われた全国社会福祉大会で厚生労働大臣表彰を受賞した。笠原氏は医療法人社団秦和会秦野病院(三屋)の院長を務めており、秦野では3人目の受賞となる。
笠原氏は1983年に北里大学医学部を卒業後、1993年に秦野病院に入職。1997年から秦野市福祉事務所嘱託医に就任し、現在に至るまで20年あまり職を務めている。
嘱託医は、生活保護受給者の診療や入院、訪問看護など、医療に関わるものに対して、必要かどうかを審査する役割が主な仕事。このほかにケースワーカーに対する助言や、職員研修等の講師を務めており、特に笠原氏の専門分野である精神医療について、市職員などに様々なアドバイスを行ってきた。今回の表彰は、勤続15年以上の嘱託医が対象となるもので、笠原氏の長年にわたる医療扶助の適正な決定事務、生活保護行政における業績が顕著であると認められたもの。笠原氏は「秦野市の病院に勤務する医師として、地域医療に貢献することは当然のことだと思っています。今回、厚生労働大臣表彰をいただき驚きましたが、頑張ってきた甲斐があったな、と大変光栄に思っています」と受賞の喜びを語る。
11月27日には古谷義幸秦野市長を表敬訪問した。古谷市長は「地味な仕事ですが、なくてはならないもの。長年の貢献に大変感謝しています」と述べた。笠原氏は「今後も依頼がある限り、続けていきたいと思います」と話していた。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>