秦野の木材のことを知ってもらおうと6月2日、菜の花台近くの伐採現場で「秦野の木伐採見学ツアー」が開かれ親子連れなど約30人が参加し、木材について学んだ。地元の建設会社「コラムホーム」(鈴張町)が主催。
当日は、秦野市森林組合や秦野市森林づくり課の職員も協力して行われた。コラムホームの樺島進一郎副社長は「秦野にはこんなに良い木材がありますが、残念なことに広く知られていません。この体験を通して一人でも多くの人に木に触れてほしい。お子さんたちにとっては今日の体験が良い思い出になれば嬉しいです」とあいさつした。
その後、森林づくり課の職員が「木は間伐しないと、密集して日光が入らず育ちません。根がはらず、土壌が悪くなり、土砂崩れの要因になります」と手入れの重要性を説明した。続いて、杉の木の苗を見学したり、チェーンソーで木材の切り出しの実演もあった。見学した人からは「木がだんだん傾いてきた」「決められた方角に倒れた」と歓声が上がった。
切り倒された木の断面にある年輪や含まれている水分についての説明もあり、参加者は断面に触れ感触を確かめながら説明に耳を傾けていた。これから家づくりを考えているという参加した女性は「とても勉強になった」と話していた。
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