秦野市総合体育館で8月24日から26日まで行われた第30回神奈川県ジュニア体操競技選手権大会で、秦野市平沢の湘南とびうお体操クラブ(武田晴信代表)に所属する中戸川剛琉(たける)選手(渋沢小6年)が個人総合で準優勝し、11月の全国ブロック選抜U―12体操競技選手権大会への出場権を獲得した。また、同クラブの北爪絢乃選手(渋沢小6年)は個人総合4位に入賞。来年3月に全国体操小学生大会に出場が決まった。
県ジュニア体操競技選手権大会は県ジュニア体操連盟が主催し、県体操協会、県ジュニア体操連盟に登録する小中学生の選手が毎年秦野市に集まり技を競う。今年は559人が出場した。
2人は選手権小学生の部に出場。男女とも上位3位までが全国ブロック選抜U―12体操競技選手権大会の出場権を獲得でき、4〜9位が全国体操小学生大会の出場権を得られる。
丁寧な演技で準優勝
中戸川選手はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の合計66・900点で総合2位に。「自分の力の8割以上が出せた」と中戸川選手。特に跳馬は調子がよく、11・800点をマーク。「着地がうまく決まってよかった」と笑顔で振り返った。武田代表も「全体的にミスが少なく、丁寧だった」と選手の演技を称える。U―12に向け、中戸川選手は「自分のベストを出せるようにしたい」と抱負を語った。
膝の痛みに耐え
女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの合計で総合順位が決まる。北爪選手は大会当日、膝を故障中で「特に痛かった」というゆかは26位。しかし、得意の跳馬と段違い平行棒、平均台で高得点をマークし、見事総合4位に入った。「膝を痛めていた中でよく耐えた」と武田代表。北爪選手は「ゆかはもう少しできたかなと思う」と悔しさをにじませるも「今までEスコア(技の完成度や美しさ等)が取れなかったから、全国大会で取りたい」と目標を前向きに語った。
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