秦野市堀川在住の西郡(にしごおり)茉優(まひろ)さん(15・相模原弥栄高校1年)が、9月にタイで開催された「AFC U-16女子選手権タイ2019」に、日本代表として出場した。日本は9月28日に行われた決勝で朝鮮民主主義人民共和国に2対1で勝利し、優勝している。
普段、西郡さんが所属しているのは、高校生女子サッカーのクラブチーム「ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ」。選手の選出は、代表チームの監督やコーチが各地を視察し行う。今回、西郡さんはミッドフィルダー(MF)の1人として選ばれた。
アジア大会で出場したのは、グループステージのオーストラリア戦ラスト15分ほどと、フル出場となったバングラディシュ戦。試合では自身のパスがチャンスに繋がる1対1の状況を作り出したり、スルーパスで上げたクロスが得点に繋がるなど、攻守に関わるポジションとしての役目を果たす活躍を見せた。
サッカーのきっかけは兄
西郡さんがサッカーを始めたのは、3歳年上の兄の影響。少年サッカーチームに入っていた兄と、ボールを蹴って遊んでいた。
幼稚園の時に秦野FCに入団。兄の友人でノジマに所属していた女子選手の先輩から話を聞き、中学生チーム「ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ」のセレクションを受ける。
見事合格し、中学1年から3年までレギュラーを務めた。夏の全国大会でのベスト4進出や、中3では1つ上の高校生の冬の大会に出場し、全国ベスト4になった経験を持っている。
今でも兄とはボールを蹴り、客観的なアドバイスをもらい自身のプレーに活かしているという。
次の目標は世界大会
今大会の上位2カ国は、来年10月にインドで行われるU-17世界大会への切符を手にしている。出場するのは今のU-16世代だが、代表選手は選出し直しとなるため、「また選ばれることが当面の目標です。同じポジションの選手には負けたくない」と、西郡さんは話す。
将来の夢は、なでしこジャパンの一員としてW杯に出場し優勝すること。夢に向かい、一歩一歩努力を重ねている。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>